JIRAをアジャイルな開発環境でどのように使うか
Tags
開発プロセス
ドキュメント
アジャイル
ツール
Company/Product
Atlassian
公開日
2022/2/13
GitLabをアジャイルな開発環境でどのように使うか のJIRA版です。前提などはそちらをご覧ください。
今回もTODOプロジェクトを通してJIRAがどのような機能をもっているか確認していきます。
JIRAの各機能の紹介
Project
プロジェクトを作ります。テンプレートがたくさんあるのですがScrumを選びます。Project typeでTeam-managedか、Company-managedかありましたが今回はTeam-managedを選びます。

最初の設定でBitbucketとConfluenceをつなげることができます。ソースコードとドキュメント管理が一体になっています。逆にAttlassian製品以外の連携(例えばGitHub)だと連携される機能が弱くなります。

Epic
最初にEpicを作成しました。

Issue
BacklogにIssueを追加します。Roadmapの + ボタンからBacklogが追加されます。

Issueにはタイプがあり、デフォルトではEpic, Bug, Story, Task, Subtaskの種類がありました。

IssueにはAssigneeを追加したり、Story pointを振ったりできます。さらにIssueに子Issue(Subtask)を紐付けることができるので以下のように作りました。

Sprint
スクラムのイテレーションであるSprintにIssueを追加します。ドラッグ&ドロップでIssueをスプリントに追加しスプリントを開始(Start sprint)します。

Sprintが開始されました。

SprintにはSprint Goalも設定できます。

開発
Issueから直接ブランチを作成できます。Atlassian製のBitbucketと連携しているのでスムーズです。なおブランチに日本語名がまぜたくない場合は、Issueキーである
TODO-2
というブランチをつくれば大丈夫です。

Bitbucket側でIssueが参照できます。

マージするとIssueを閉じることができます。

なおBurndownチャートはProject settings→Features→ReportsでOnにすれば以下のように見れます。

Roadmap
ロードマップをみると反映されています。

まとめ
JIRAを使うとプロダクト開発がどうなるか見てきました。Scrumに特化しているので非常に洗練された体験ができました。Atlassian製品との連携もよかったです。ぜひどこかのプロジェクトで使ってみたいものです。
ただ、複数のプロダクトを持つなどGitLabのケースであったGroupとSub groupを使うような階層構造がなかったので、1プロダクト1Projectで運用する想定なのかなと感じました。どのようにスケールするチームに対応させたらいいかは調べた中では見えないところでした。
参考
JIRAの価格
あとがき
JIRAを使って感じたこと
- Scrumに特化したプロジェクトが作れるのでテンプレートのままプロダクト開発に使える
- Issueをクリックしたら右ペインで開くなど編集が非常にしやすい。いちいちページロードしないので思考が中断されない。
RoadmapとAdvanced Roadmap
実際に関わっているプロジェクトのデータをいれてみたらRoadmapでは足りないことがわかりましたが、PremiumにはAdvanced Roadmapsというのがあります。こちらはProjectをまたいで、Timelineのような形でIssueがみえ、まさに求めているものでした。